ML-1L用のMCボードです。これは試作品、量産品の半額にしています。
但し、機能は一部制限あり、以下に記しています。
量産品との違い
1)ピン位置がずれていてピンを曲げています。ML-1Lにきつく押し込まないと、蓋が閉められません。
2)MC専用です。MMには切り替えできません。イコライザボードを変えてMMにして下さい。
3)入力負荷抵抗のきりかえは2種類のみです。1.5kΩと110Ωです。
4)入力容量の切り替えはありません。1nF固定です。
5)ゲイン切り替えは2段階のみです(H/L)。
このMCボードはローノイズJFETを贅沢に8個使用した基板です。
マークレビンソンオリジナルのMCボード、JC-1 SMとは回路が異なります。
オリジナルは、バイポーラトランジスタを使ったコンプリメンタリのベース接地回路のようです。
入力にバイアスを掛けるために1000μFの大容量電解コンデンサを2個/ch使っています。
ローノイズが売りですが、音質はこのコンデンサが悪い影響を及ぼしているはずです。
それにフィードバック回路を付けているようです。
出品の基板はJFETを使っていますので、入力にコンデンサは入りません。
差動のコンプリ接続で対象回路になっています。
2段構成になっており、2段目はバイポーラトランジスタで、DC出力しており出力側にもコンデンサはありません。
使用JFETは、2SK364と2SJ107です。有名な2SK170と2SJ74のパッケージ違いです。
抵抗は全てDALEを使用しています。
電解コンデンサは、MCボードがニチコンMUSE(KZ) 、イコライザボードがオーディオ用一般品のKWです。
元々のMCボードもそうですが、このMCボードもイコライザ基板と共にハイゲインイコライザとなっています。
音出し確認は、マークレビンソンオリジナルモジュールを搭載したML-1Lで行いました。
これと同じ基板を数名の方に試聴していただきました。
中域が濃く張り出しが良い、との感想をいただきました。
私のところでは、楽しく音楽が聴けます。
デジタルは正確な情報量の多い音ですが、このMCボードを使って鳴る音は多少加工された感じがするものの長く聴いていたいと思わせる音が出ています。
デジタルが精密画、このMCボードを使って聞く音は太い筆で大胆に書いたおおらかな絵のようです。
送付は、レターパックプラスです。
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販売価格 |
26,400円(税2,400円)
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| 型番 |
MC-12、D9、preproduction |